自慢のエフェクト構築ができたので紹介。
エフェクトメイキングを作ったので効果の程はそちらを見ていただけると。
rayとかの高級な質感超羨ましい!
でもMMDのモーフで頭痛くなる量のパラメータをいじりたくない!一回設定したら何度でも使いまわしたい!
というズボラ派の人におすすめ。
ちなみに紹介するエフェクトはすべてMMMで使うことができます。
この記事は古いです。最新のエフェクト記事はこちら。
照明
順光。x-0.5、y-0.3、z+0.8程度。
順光は逆光より調整がしやすいですが、気迫にかけのっぺりした印象にもなりやすいのが欠点。
そこでこの構築では順光を暗めの色で当て反射光やリムライトで強い光を表現することで斜光っぽくなり、メリハリをつけつつかわいさと適切な色バランスを保っています。
HgToonShader
針金P作。今年7月に配布されたばかりのシェーダです。
これは本当にすごい!
HgToonShaderの凄いところをいくつか挙げていきますと、まずMMD側でなんもしなくていいところ。ツール側でサブセット展開をしてからエフェクトを当てる…つまりMMD上でサブセット展開をしなくて良いわけです。
またかけ分けが楽で再利用性が高いです。ツール側で材質をグループ化できるので、かけ分けがめちゃくちゃ楽です。ある動画で使ったシェーダを、別の動画でもすぐに当てることができる、この楽さは一回使ってみるとわかるが革命的です。なんかもう、材質ごとにシェーダ作ったりMMD上でごちゃごちゃたくさんのパラメータいじったりしてたのがバカみたいに思えてきます。
しかも自由度が高いです。光沢表現に強く金属とかテカテカにできて楽しいです。もちろん影の効かせ方も自由自在。リアル調にしたかったら法線マップもできます。嘘影もバッチリ対応済み。しかも、当然のようにMMMに対応済み!これは本当に神。
ローカルがヒントテクスチャで汚れません。基本的にヒントテクスチャがいりません。
fxをガンガン上書きできる利便性の高さ。データをsapファイルで管理するので、違うバリエーションのエフェクトが作りたくなったときでもfxファイルは1つで良いです!モデルにかけ直すのがめんどくてうっかり上書きしてしまうズボラ派でも大丈夫!
機能性も変更の強さも表現力もすべてが最高。みんな使いましょう。
記事を書いたので使い方はこちらをどうぞ。
自分の構築では光を暗めに、影をやや強めにしています。あとで白飛びしないようにです。
SvSSAO
前の記事でも紹介した愛用エフェクト。
シェーダでつかない場所に影が落ちます。光と影のメリハリが大事。
AutoLuminous
目のハイライトを光らせます。
PowerDoF
背景ぼかし。Si0.4。
DepthoffSetRim+AA
鍵束さん作。PostSimpleBというエフェクトセットの1つ。深度差を利用してリムライトを追加するもの。
普通のリムライトと違い常に左側が光ります。これがあるとリムライトの光とシェーダの光が合わさってのっぺり感を解消できます。
類似エフェクトにPostRimLightoon_Depthがあります。こちらはMMM未対応。
HgDiffusion
拡散光。なくてもいいですがエッジがボケるのが好きなので入れています。Tr0.4。
LightBloom
ruiさん作。ray-mmdのExtentionに同梱されているもの。
実はこのExtensionのエフェクトは単体で使えたりします。これに関しては以前の記事で紹介しているので気になる方はそちらをご覧ください。
今回の構築の肝。HgToonShaderの反射光とDeapthoffSetRimのリムライトがふわっと光って最高にいい感じになります。
BloomThreholdを0.3~0.4程度で使っています。他はすべて0。
こちらもMMMで使うことができます。セルゆかりさんという方がMMM対応して下さっています。
ikclut
色調補正。o_tonemapに乗り換えようか思案中。パレットは自分で作りましょう。
Tr0.6くらいでかけています。PostMovieの補佐として使う感じです。微調整用。
PostMovie
映画風になるフィルタ。グラデが入ってかっこよくなるのでお気に入りです。白飛びしやすいのが難点で逆光専用みたいな所がありましたが、今回の構築ではそこも克服済み。自分でお気に入りのPostMovieを作ると楽しいです。
Tr0.4くらいでかけてます。大雑把な色調はこちらでやります。