DoFの使い方

エフェクト

こんにちは。今回はDoFについて解説をしていこうと思います。

DoFは背景をボカすエフェクトです。映したい対象をはっきりさせることができます。

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基本的な使い方

今回は例としてPowerDoFを使っていきます。どのDoFも基本的な使い方は同じです。

まずはMMDにxファイルを読み込みましょう。

アクセサリ操作を見て下さい。

①に映したいモデル、②に頭を設定して下さい。そして登録ボタンを押しましょう。これでキャラクターの顔にピントが合うようになります。なお、0フレーム目に登録するのを忘れないように。

複数人での使い方

当然このやり方だと一人にしかピントが当てられません。

複数人で踊らせたりする時、一人にしかピントが合わないのは都合が悪いですよね。

失敗例

たとえばこんなケース。アップになった時に右側の子がぼやけてしまっています。

今回はそんなケースの対処方を紹介していきます。

基本的なやり方

シーンごとに付け替えます。カットが切り替わる所がポイントです。

カメラは基本的に市(画面左・ピンクの子)に合わせておきます。

1143フレーム目でカットが切り替わるので、この1143フレーム目でDoFの取り付け先を市から煉(画面右・白い子)に変えます。登録ボタンを押し忘れないようにしましょう。

1163フレーム目でカットが遠距離に切り替わるので、ここでまたDoFの取り付け先を市に戻します。

これでぼかしがきれいになりました。

こんな感じで、ぼやけるところで片方に変え登録…アップが終わったら元の子に再登録…というのを繰り返していきます。

控えめに言って面倒です(汗)

ダミーボーンを使う

ちょっとだけ効率の良くなるやり方を伝授します。ダミーボーンを使います。

ダミーボーンは自分でも作れるしなんならMMDにもミクさんと一緒に同梱されていますが、「よくわからない!」という人はこちらをお借りしましょう。

ダミーボーンをMMDに読み込んだらキャラクターに外部親登録します。

①外部親設定を呼び出し、②対象ボーンをボーン01、外部親モデルを市、外部親ボーンを頭に設定して外親登録ボタンを押します。

もうひとりに対しても同じようにします。今回なら対象ボーンをボーン02、外部親モデルを榎本煉、外部親ボーンを頭に設定します。3人4人といる場合は人数分だけボーン03に別のキャラクターの頭部、ボーン04に…と続けて登録して下さい。

こうすることでダミーボーンのボーン01が市の、02が煉の頭ボーンを追従するようになります。

次に、さっきの要領でダミーボーンのボーン1をDoFにくっつけます。ダミーボーンがDoFにくっついている状態になります。0フレームでの登録を忘れないようにして下さい。

あとはさっきと似たようなことをやります。煉の顔がぼやけるタイミングでボーン02に切り替えて登録し、アップが終わったらボーン01に戻します。

やってることはあまり変わらないんですが、ダミーボーンを挟んだことで頭ボーンはどこだっけ…といちいち探す手間が省けます。実際にやってみると効率の良さが実感できると思います。

ラクしたい人向け

2人くらいならいける方法です。

DoFを人数分読み込みます。まず一人ひとりにDoFをくっつけます。そしてぼかしを弱めに設定します。PowerDoFならSi0.1くらいです。

そうするといい感じに背景がぼけてくれます。難点は重いこととやはり上のやり方ほど綺麗にはならないことですかね。特にアップになるときにやや顔がボケてしまいます。

DoFを使わないで動画を作るという手法もあります。背景を単色スカイドームなどにすれば背景ぼかしのことを考えなくて済みます。僕はこの手をよく使います(笑)

背景とキャラクターを別出力して背景を編集ソフトでぼかして合成するというやり方もあるんですかね?やったことはないのですが。

小ネタ

DoFは登録したところにピントが合います。

だから例えば足にピントを合わせたいときは足を登録すれば足にピントが合います。そこまで細かいところは見られてないので僕はやりませんが…。

あとダミーボーンはピントをずらしたいときなどにも役に立ちます。

さらに小ネタを話すとIKカメラを使うとDoFの煩わしさからは解放されますが…この辺に関しては言及のみに留めておきます。

個人的なDoF比較

超個人的な感想です。参考にはならないかも。

  • LiteDoF:データP作。軽いらしい。あまり使ったことはありません。最近更新したばかり。更新が続いているものは正義です。
  • SvDoF:そぼろ様作。軽いですが複数人とかだと精度が落ちるような気がします。ノートPCの時にお世話になったので好きです。
  • XDoF:そぼろ様作。SVDoFの上位互換。あまりボケが強くない気がします。クオリティは高め。重いです。
  • PowerDoF:針金P作。強めのボケがかかります。動作が安定していて素晴らしいです。MMMでもばっちり動くので愛用しています。使用者は多いイメージがあります。重いです。
  • ikBokeh:ikeno様作。高品質のDoFです。色々コントローラで設定できます。僕はコントローラでいろいろ設定するタイプが苦手なので使ってませんが、Youtubeなどにすごい質感の動画を上げる人なんかはこれを使ってそうな印象がありますね。重いです。
  • HgDoF:針金P作。使ったことはありません。滅茶苦茶高品質で滅茶苦茶重いらしいです。ダンス動画だったらPowerDoFで十分な気がしますね。

お借りしたもの

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